« 今日のジミベン。 | トップページ | 益子の陶器市に行ってきました! »

2013年4月29日 (月)

進修館

近くをクルマで通ったので、久しぶりに進修館に寄ってみた。

進修館とは、宮代町にあるコミュニティセンターです。
竣工は1981年、設計は象設計集団team zoo
Dscn5344
当時は、近くにある同じ設計者による笠原中学校とともにたいへんな話題作として雑誌を賑わせていました。
あれから30年、外壁は打放しコンクリートからペンキ仕上げになったようですが、今も元気に進修館は建っています。
Dscn5321
そういえば、当時は「コミュニティセンター」なる、「なんでもできる」と謳って「何するか決まらないままとりあえず用意した」みたいな、こんな施設が各地に出来てきた時代でもありました。
Dscn5347
ところどころ、というより、建物全体にわからないところが多いのもこの建物の特徴。わからない施設にわからない建物の形。
今見ると、とてもお似合いのデザインだったんだと感じてしまいます。
Dscn5382
館内に飾られているプランを現したレリーフ。
室外部分の円弧の回廊から放射状に各部屋が有機的につながる様子が分かります。
ちなみに円の中心部分は広場になっていて憩のスペースとして開放されています。
Dscn5329
ところどころ「無駄」がちりばめられています。
ここは内部に光を取り入れるための隙間になっていて、且つ
階段が付いて下におりることが出来ます。「だからなんだ」といって、何かあるわけでもないけれど、探検をしているようで楽しいんですよ。
昔、各方面から批判されていた山下和正のフロムファースとビルを宮脇檀が「子供が楽しんで遊べるビルは誰が何て言おうといいビルなんだ!と書いていたのを思い出しました。ん〜、いい建物だ〜。
Dscn5353
2階ルーフテラスの「純粋階段!笑」
Dscn5388
とにかく徹底的にコンクリートと木が使われています。
久々にはいりまして、なんだろう、30年という月日がこの建物にますます力を与えているような・・・。
Dscn5408
Dscn5410
すきま風びんびんのあまりにもおおらかなディテールも魅力のひとつ。
この雰囲気が全体を支配していることが、あまりにもディデールを詰めすぎてメンテナンスもままならなくなって結果的に短寿命になってしまう公共建築とは一線を画します。
今現在、一般的にコンクリート建造物は永久的に持つなんてことはないということが知れ渡っていますが、今回30年経った進修館を訪れて、この建物に関しては簡単に寿命で測ってはいけない気もしました。それより、見方によってははじめから廃墟のようにできていたので、少しくらい崩れていた方が魅力が増すんじゃないでしょうか、この建物は。笑
Dscn5350
家具もすべて特注。
Dscn5367
各部屋はすべてオモテとつながっている
Dscn5356
宮代町の特産品「ぶどう」のレリーフ
Dscn5426
Dscn5336
最近は、その特異なデザインも受けて、コスプレイベントの会場になることもあるらしい。
Dscn5384
楽しくて不気味。
Dscn5427
2階にはカフェスペースもあり、お茶を飲みながらゆったり空間を楽しめる。

|

« 今日のジミベン。 | トップページ | 益子の陶器市に行ってきました! »