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2013年3月21日 (木)

僕らはミルフィーユのような重層的考えと少しのダサさ携えて表現していく種族なのだ。

Dscn4643

ここのところ竣工、そしてオープンに合わせて記事も橋本珈琲一色になっているこのブログです。

表現(主に建築になります)をするときは一つの表現のなかにいくつもの考えを重ね合わせます。
考えは多く重ねるほど厚みを増して、結果としての表現を重厚にして行きます。
例えば今回の橋本珈琲。
このまえ犬のロングな散歩中に「何を考え表現をしたのだろう」と思って、リードの反対に持ったiphoneのメモにつらつらと打って行きました。
思いつくまま文字を打って行ったので、見方を変えればまだまだ考えていたことははでてきますが、そのときにメモったのはざっとこんな具合。
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価値の場所
同年代
和と北欧
残すと変える
静謐                  

素性
多用
生かす
活かす
テイクアウトのさきへ
ラウンジ
アイデア
オリジナリティ
構造的補強
安心感

音楽
迷路
絞られる要素
余地
キズ
透ける
同化する部材
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なんだか、何を言いたいのかわからないような語句が並んでいますが、それぞれ一つづつ解題ができる言葉達です。
決して「迷路」はうちの犬が草むらに入って行ったときに思い浮かんだ言葉ではありません。
これは別の建物になればまた別の語句が頭の中を駆け巡ると言った具合に、僕らは多様なことを一つの形に表現することに長けた性質を持っています(と、おもいます)。
今回は、ようするにこれら一つ一つが重なり合って、橋本珈琲が出現しているんだとお考えください。
確かに、表現は、パッと見てわかりやすく且つ僕たちの心を打つことが大事だと思います。
よく言うのですが、今、一般の方々が僕ら建築に携わっている専門家が作る店より遥かに魅力的な店舗を作っています。
センスの良い一般人はそのセンスによって形を作ることが出来て、しかもとても魅力的です。
それに対して、僕ら専門家が作る店舗は、はっきり言ってほとんど少々ダサい。
理由は簡単で、作るときの指針が既成でできていたり、規則じゃないのに規則だと思いこんで、魅力的表現を欠落させているからに他ありません。
しかし、「僕らって少々ダサいよね〜」という視点で見ている同業者ってじつはそんなに多くないと感じています。
これについて僕は非常に悔しい思いを持っています。
誤解を恐れずに言えば、僕らはかなり古くさいんですよ。
そんな専門家がセンスある人の店舗を作るための打ち合わせで、センスを一つに出来るはずがない。とも思う。
流行が良いということでは決してなく、少しばかりの頭の良さに溺れて、センスを磨かない。全体としてそのツケがまちに現れている。

もし、そんなことから魅力ある表現が出来ないのであれば、僕らの存在意義は今後今よりもっと狭まって、建築的法規や構造のアドバイザーのみの必要性しか存在しないことになってしまうかもしれません。
少なくともこれから新しい建築に必要とされるような圧倒的知識と考え、考え方を持って、存在して行くこと。それを感じ取ってもらうことが大切でしょう。
すこし長くなりました。
僕は、そういったセンスある表現者の作る空間にとてもひかれるし、空間から建築の勇気を貰ったりします。
翻って、専門家である僕らには、重層的考えを埋め込んで重厚な味の出る”ミルフィーユ”のような表現が可能で、それは僕たちだからこそ出来る唯一のアドバンテージです。
あと少しのプラスαを持っていけば必要とされるのでしょう。

それにしても今回もまとまりなくてセンスのかけらもない記事を書いてしまいました。笑

写真は、なんだかわかりますか?笑

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