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2011年9月17日 (土)

奥戸せんべい

Photo

東京葛飾、立石仲見世の「奥戸せんべい」。

各地にはいろいろな種類の「せんべい」がありますが、いわゆる「東京下町の煎餅」といえばコレ。

「米の粉を餅状にし、型を抜いて乾燥させ炭火で焼いて醤油ベースのたれを塗り乾燥させる。」

じつは「奥戸せんべい」は母の実家が戦後すぐに始めた店である。

初代は母の祖父、つまり僕のひいおじいちゃんであり、彼は戦後のヤミ市に集まる商店主を集めて立石仲見世を立ち上げたひとりでもある。余談だが、ひいおじいちゃんは戦前、テキ屋の親分として、柴又の帝釈天にて商売をしていたそうで、屋台のすし屋なんかもしていたという。

もうひとつ余談を言っちゃうと、ここの看板娘であった母を見初めて仕留めたのが父であるので、せんべいがなければ僕は存在していなかったことになる(看板娘もいまは見る影もないが)。

さて、話をもどしてこの「奥戸せんべい」。とにかく僕が生まれたときから口にしている。

なにせ、母が口で砕いて離乳食にしていたそうだから(今聞くとゾッとしますね)間違いなく味覚の原点になっている。

母には、僕の小さい頃たま~に湿気たせんべいを使って「せんべい入り味噌汁」を食べさせられたこともある。

そんな(どんな。w)せんべいは、当初から変わらず炭火で網焼き、出来立てのほかほかにたれを刷毛で塗って、もう一度炭火の上のホイロで乾燥させて店頭に出す。

いま、この手のせんべいは実演販売を店先でよくしていますが、せんべいを焼くときはあまり風に当てるとよくないそうで、だからああいうのは本当にもったいないつくり方。

もし機会があって、現在飲み屋の聖地になった立石仲見世にお立ち寄りの際は、飲む前に是非よって食べてみてください。なぜかと言うと、たれを塗ったばかりの乾かすまえのアツアツせんべいをリクエストしちゃってください。これはもう絶品です。

一枚70円~、写真は手前が「しろ」奥が「ごま」ほかに「えび」「とうがらし」「のり」。

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