« 今日のジミベン | トップページ | オオヤミノル「街と喫茶」 »

2011年9月21日 (水)

最中。

文化財修復関連の仕事のため朝から桜川市真壁地区へ。

被災した文化財建造物の調査を終え、昼は旧真壁駅前のみよし屋へ。ご一緒する関係者おすすめの店。

なんでもありのメニューから選んだのはナポリタン。ピーマンとタマネギが決めてな味。食後には栗最中。隣の同経営者が営む和菓子店自慢の一品で、今は亡き「おはよう茨城」に取材を受けた様子が店内に飾ってある。なんでも注文を受けてから餡を詰めるそうで、果たして皮がぱりぱり、はみ出る餡も甘さ程よくなるほど。これはどちらも美味くないとこうは有名になりません。最中は皮と餡がバランスよく整ってこそ美味い。

Dscn9090

Dscn9086

Dscn9087

と、美味しい話はここまで。

じつは、真壁地区は先日もこのブログでお伝えしたとおりこのたび「伝承館」という施設がめでたく誕生しまして、町に新たな息吹を与えているわけです。

昨日は3連休明けということもあって公共の施設であるこの建物も全館休館になっとったのです。

まあ、しかたないですね。

同行したハブにも着く前に言ったんですよ。「いまコンビニでといれにいっといれ」ってね。

そう、真壁地区って重伝建になってこれから観光に力を入れていくのに、街中に観光客が休めるところが少ないんですよ。ただでさえエリアのひろい地区なんだからもうすこし観光客に優しくしてあげたほうがいいんじゃないかなと思うほどない。

「伝承館」の駐車場に到着して(現場がそのエリアなので)さてトイレと探したら、ありましたよ目の前に。きっと設計者は町の中心部でに建つこの施設の「外からの使用」も考慮して駐車場側に洗面所を設けたのですね。

わかりやすく目立たないという素晴らしいデザインでした。「やっぱり休館でもあるじゃないですか」といって入ろうとしたんですが、ドアに赤マークが付いてるんです。あれ?誰か入っているのかと待てど暮らせど扉が開かない。よく見ると男トイレも同じ状態。こちらも閉館。

「いや~まいったね」なんていいながら、「少しはなれたところにあるトイレに行ってくるか」と行きかけると、同行した関係者が「中に職員がいるから大丈夫、中のがつかえるべ」と言ってずんずん入って案内いただき、「じつは僕も入りたかったんです」と後ろからいそいそと付いていき、中で働く市職員の方にその同行者が「外のトイレ鍵が閉まってるけど」と問いかけたら「はい閉めてます」のお答え。以下「えっ」と思った私と市職員とのやりとり。私「なぜ閉めておくんですか?観光客も困るでしょう」市職員「ここは観光目的でない公共施設なので閉めておきます」私「でも駐車場は開放しているんでしょ?」市職員「きょうは特別に開けているんです。建物の撮影が入っているんです」私「じゃあ休館日はせっかくある駐車場を利用できないんですか。ここ(真壁地区)にくる皆さんは車で来る方がほとんどだと思いますが。」市職員「ですからここは観光目的の施設ではないので」私「駐車場くらい開放しておけばよろしいのに」市職員「ここは無料で、少しはなれた観光用駐車場はお金を取っています。不公平になるのであけません」とのお答え。

どう思いますか?観光施設じゃないから、不公平になるから開けないって。管理者側の不公平性は使用者側の立場にまったく立っていない。観光で生きていこうとする町のまさに中心部に建つ公共施設が自分たちの都合で駐車場もトイレも開放しない状況。実際には市の民俗史料館も併設されています。そこなんて、観光客が多く利用するためにもあるんじゃないでしょうか?そんな対応をされた後、外に出ると連休明けもあるでしょうが、なるほど、まちなかに観光客が皆無なわけだ。

職員によってさまざまなのは承知しています。先日はとてもよい対応をしていただいただけに、ひとりでも「ちょっと履き違えた」方に会うと残念でなりません。

たかがトイレでみみっちいと思われるかもしれません。が、そんな些細な気配りこそ、田舎のよさなんじゃないでしょうか。

今回のぼくは半分関係者のような立場ですが、コレをもし観光客に向っても同じ対応をしているとしたら。僕だったらその対応が「町のすべて」と感じ、以後、足が遠のくでしょう。

おまけですが、この施設、南側に付く車道幅のある東西を繋ぐ通り抜け道に、おそらく車が進入するのを防ぐ目的で柵が付いています。

中庭も通り抜け出来るのですが、そこにも門があり、休館日には通ることが出来ません。

これでは地元住民も不便なのでは?

閉館は建物に施錠をすれば事足りるはずです。是非「伝承館」の屋外部分は開放して欲しい。なぜならここは町の拠点であるからです。

立派になったのは建物だけ。以前この場所は、休館日でも小さな児童公園には子供たちがブランコに乗って遊ぶ姿があったし併設のトイレや駐車場も自由に使えた。いまは、いうなれば皮だけの最中になったよう「肝心の中味がごっそり抜けた最中」。

Dscn9073

|

« 今日のジミベン | トップページ | オオヤミノル「街と喫茶」 »