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2010年2月11日 (木)

100年在ること

建築の歴史を学んでいると、物事を長いスパンで(歴史的スパン)でみる癖が付きます。歴史的スパンと言うのは、簡単に言うと「歴史の教科書に載る」ようなことで、教科書ったっていろいろなみかたや歴史観があるので一概に言えなくてすっごく誤解をされる恐れがあるのだけれど、まぁ、そこを突っ込まないと仮定をしての話。

そのときの指標が「100年以上そこにある」で、言い換えれば「100年後にそこにあるだろう」建物も将来の候補としてみる。

僕の建物の見方のひとつには必ず「歴史的視点」が入ってくる。                     そんな目で見ているので、ファッション化した現代建築が悲しく思えてしまったりする昨今。

さて、なんでこんなこと書いているのかと言うと、先日の「b勉強の会」でも100年スパンの話が出たからで、伝統工芸品の認定を受けるのに必要条件として「100年続いていること」という項目があるらしいのだ。もちろん、辻さんが世界一の大子漆を用いてこれから立ち上げる「八溝塗」も例外でなく、伝統工芸品の資格が与えられるのは100年後になってしまうのだろう。しかし、話を聞いていて、「今後100年続けるだけの”強さ”」が備わっているんだということが感じられたとともに、「八溝塗誕生の瞬間」「将来の伝統工芸品」に立ち会えることに身震いした勉強会でもあった。

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日野さん、一ノ瀬さんと2次会で

勉強会の後日談。

僕が使っている飯茶碗の作家と気づかずに「どこかでお会いしたような」なんて話をしていてあとから「額賀さん」と聞いて、びっくりした。話したいことがたくさんあったのに・・・。

加藤誠洋

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