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2009年3月 3日 (火)

まちなみ巡り

28日

28日から月をまたいで1日にかけて建築士会まちづくり委員会の視察(建物紹介の冊子とそれと連動したツアーの下調べ)のため常陸太田市と大子町の町並みを巡る。まちづくり委員会での冊子作りはこれが2度目で前回はつくば山麓編として八郷・真壁・つくばなどをとりあげた。                                                          僕にとっては前回が良く知った町であったのに対し、今回は常陸太田、大子とも始めての町。期待が高まる。                                                                                                               常陸太田は鯨が丘商店街を中心に馬の背状に2本のそれぞれが商店街と問屋街の2つの機能にわかれた特色ある町並みが構成されていた。およそ一週間前、この地を題材にした修了制作を教えに行っている学校の3年生が発表していたので町の様子はある程度掴んでいたが、伝え見たよりも魅力的な町で、特に地形的に坂道が多くそれも町の特色であり魅力になっている。

一方、大子町はおそらく近世~近代に栄えた金町通り(那珂川に平行してある)に駅からの3本の道がつながる構成。ここは建築探偵的に言うとまだ発掘されていない原石のような町でそこかしこに魅力ある”ブツ”が隠されている雰囲気が漂う。金町に長屋門を持ち母屋に式台のある格式高い屋敷構えのお宅を外から撮影していてそこの持ち主に声を掛けられしばしお話を伺う。隣に建つもう使われていない鉄塔が乗る建物に憤慨されていて、あらためて”そこに建てることの責任”を専門家として痛感する。

一日は午後から栃木県の指定文化財の調査が入っていたので昼前に皆さんと別れ、一路烏山へ向かう。大子から烏山までは車で1時間弱。烏山の鷲子山上神社は社殿の中心から茨城県と栃木県の持分になっていて、社務所もそれぞれに分かれている。              本殿の状態は、湿気が多いのか土台、縁など特に下部に苔が付着しており、木部腐朽の危険性が見られる。

この神社には他に驚くことが多々あった。ここで言うのもはむなしくなるので、知りたい方は神社の情報でもチェックして欲しい。今回の調査では社寺の経営的な方針でかなり考えさせられた部分があり、あきれた事例にも遭遇した。

今期の調査最終日ということもあり県の文化財(建造物)担当者もオブザーバー参加して調査終了後宇都宮で一席持つ。来期一年間アメリカに行かれる藤森研究室出身の奥富先生(現小山高専准教授)と来期から米子高専建築学科で教鞭に立つ河東研究室最後のドクター藤木君は特に門出の意味もこめて僕と岡田さん(宇都宮でご夫妻で設計事務所を営んでる僕の大先輩。だんなさんが構造担当で所長、奥さんが意匠担当で専務。今回の調査では奥さんと所員の吉沢くんが同行した)で花束を贈る。それにしても今回は師である河東義之の知見の深さにあらためて感心する。県指定文化財の9割近くを短期間(4ヶ月)で集中して、しかも調査名目でじっくり見て廻れたことは貴重な経験で、本当に感謝である。

2日

現場は整地が始まる。図面。急ピッチです。                                  午後『つくばスタイル』原稿の校正チェック。少しの補足説明を加えさせていただいた。協力いただいたクライアントにチェックしていただいた後、丁寧な言葉で紹介記事を書いていただいたお礼とともにメール。デイの確認申請は無事消防を経由し明日には確認審査機関に送られる模様である。

デジタル一眼(nikonD40x)の調子が悪くカメラ屋に持ち込む。CCDに埃付着の可能性ありとのことでその場でエアダスターで掃除してもらうが直らず。2~3週間入院となる。店内でリコーGRが安く売っていて食指が動くがサブ機(canon ixy digital)があるので我慢。今回は魅力に打ち勝つ。

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加藤誠洋              

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